誘導円盤型からディジタルマルチリレーまで、各種保護継電器特性試験を行います。
保有試験器（一部）：ムサシインテックＩＰ‐Ｒ2000（マルチリレーテスター）
ムサシインテックＷＰＳ-22（３Ｅリレーテスター）
双興電機ＤＧＲ－３０５０ＣＫ（地絡方向継電器テスター）
双興電機ＣＧＲＴ－０２Ｋ（コージェネ継電器テスター）
各種遮断器の一般点検，精密点検を行います。
点検内容：一般点検…目視，外観清掃，注油，絶縁抵抗測定
精密点検…一般点検に加え、投入引き外し電圧測定，接触子の接触抵抗，バルブの真空度チェック，
投入引き外し時間測定，三相不揃い時間測定
ケーブルは布設後、年月の経過とともに劣化します。
主に直流漏洩電流測定法により、劣化を診断します。
ケーブル劣化の原因：電気的要因…過電圧や過電流などによる発熱で絶縁体が劣化する。
水の侵入 …絶縁体の傷、劣化などにより、絶縁体に水が浸入し、絶縁抵抗の低下や部分放電を生じる。
機械的要因…衝撃や圧縮，屈折，引張，振動などにより、傷や破損が発生し劣化する。
熱的要因 …極度の低温，高温環境での劣化。
その他 …施工不良，薬物や油脂などによる劣化，塩害，小動物等による損傷など
ケーブルや機器の絶縁耐力試験を行います。（交流，直流）
保有機材：耐圧試験用変圧器（５ｋＶＡ，２ｋＶＡ）
高圧リアクトル（高圧補償用）（５ｋＶＡ）×３台
可変リアクトル（電源補償用）（8ｋＶＡ）
直流耐圧試験器
低圧回路，高圧回路の絶縁抵抗を測定します。
印加電圧：低圧回路…１２５Ｖ（０～２０ＭΩ）
２５０Ｖ（０～５０ＭΩ）
５００Ｖ（０～１００ＭΩ）
高圧回路…１，０００Ｖ（０～２０００ＭΩ）
０～１０，０００Ｖ（無段階可変）（０～１００ＧΩ）
各施設内の分電盤の点検（目視，増締め，清掃）と絶縁抵抗を測定します。
接続部の緩みは発熱などの原因となり、また、埃や土埃，塩害，油による汚損，鉄粉などは吸湿し、絶縁抵抗を低下させる電気設備の大敵です。
配電盤（キュービクル型，フレーム型）の点検，増締め，清掃を丁寧に行います。
油入変圧器の絶縁油は、年月の経過とともに吸湿や熱により、劣化が進行します。
絶縁油を現地にて採油し、耐圧試験，全酸化試験を行います。
また、必要に応じ、ガス分析やフルフラール検査，ＰＣＢ含有量検査を行います。（別料金となります）
低圧配電盤や分電盤などには漏電ブレーカー（ＥＬＢ）が使用されている物があります。
漏電ブレーカーは、絶縁抵抗の低下などにより漏電が生じた場合、その地絡電流の大きさに応じて電路を遮断し、
電路を保護します。
そのため、漏電ブレーカーに内蔵されている漏電継電器の性能維持が大切になります。
我社では、ＥＬＢ試験器を使用して、漏電ブレーカーの動作電流値，動作時間を測定、性能のチェックをします。
電気設備の高圧機器，配電盤本体，変圧器などは接地（アース）が施されています。
これは機器や人を守る大切なもので、法令により各種接地抵抗値の許容範囲が定められています。
接地抵抗計を使用し、電圧降下法により各種接地抵抗値を測定します。
図面作成ソフト「Ｖｉｓｉｏ」を使用し、図面を作成します。（Ａ４又はＡ３サイズ）
※ お渡しするのは紙に印刷したものと、パソコンデータとなります。
なお、パソコンデータにつきましては、ＰＤＦのみとなります。（編集不可）
各種高圧用保護具は、万一の場合に感電から身を守ってくれる装備です。
これが劣化していては身を守るどころか、感電事故にもつながります。
我社では、外観点検に加え、絶縁耐力試験（耐圧試験）を行い、性能をチェックします。
これは法令により、6ヶ月に一回実施することが義務付けられています。
電気設備は、常に目視等による日常的な点検をすることが理想なのですが、活線のままでは危険を伴い、専門家以外ですと難しい
と思われます。
我社では、一ヶ月ごとに、サーモグラフィーを用いた接続部の過熱や高負荷による過熱，クランプメーターを用いた各負荷電流の測定
（過熱等異常がある場合）や漏洩電流の測定，目視点検などを活線で行う、活線点検・温度測定業務を行います。（月例巡回）
保護継電器や遮断器などの各種機器の連動，非常用発電機と商用電源との自動切換えなど、電気設備は様々な動作をします。
これらが正しく動作するか否かを、模擬的に試験し、動作状態をチェックします。